昨年12月、ライフハッカー主催のイベント「臨時モバ部:ソーシャル×仕事でやりたいことを諦めないパラレルキャリアの歩き方」に参加しました。
開催から少し時間が経っていますが・・印象的な話が多く聞けたので、記録しておこうと思います。
内容の詳細は、ライフハッカーのブログにて書かれています。
以前から言われていることですが、ソーシャルメディアの普及により、仕事をしながら違うこともやる「パラレルキャリア」の実現は容易になってきているように思います。
ひとつの仕事にしばられず、自分の好きなことをやる。
ソーシャルメディアで、自分のすきなことを発信する。
とはいえ、実際にそれを実現するにはどうしたらいいのだろう。それだけでいいのだろうか?なにか自分にも実践できるヒントはないかなと思い、参加してみました。
あとは、ライフハッカーの編集長米田さんに会ってみたかった・・笑
会いたい人に会うために、媒体を作る。
まずは、ライフハッカー編集長の米田さん。
最初は音楽をやろうと東京に来て、編集や報道のアルバイトや、研究機関で広報の仕事。そこで人脈をつくり、編集の仕事を始めたそうです。
映画、音楽、アートなどに興味があって、会いたいアーティストがいる。「取材」という理由があれば、会いたい人に会える。そのためには媒体を持てばいい、ということで「TOKYO SOURSE」というウェブマガジンの運営に至ったそうです。それらをまとめて書籍にまでしています。
この方法、すごく参考になると感じました。なんとなく憧れている人とかに「会いたい」と思っても普通には会えない。媒体をつくれば、そこに掲載する、という理由ができる。ただ、そう思っても実際に媒体を作るのってけっこう大変だと思うんです。それを実現してしまうのがすごい。そこに編集とか仕事の経験が生きているんだろうと思います。やってきた仕事が、どこで役に立つのかってわからないものですね。
その後は11ヶ月にわたり人の家やシェアハウスなどを転々とする生活を「ノマドトーキョー」というプロジェクトにしてしまったそう。
「計画は変更されるものなので、立てない方がいい」「環境に人は負ける。それなら、自分で環境を変えていく。」という言葉が心に残りました。
情報発信をして、好きなことを引き寄せる。
次が、evernoteの上野さん。
SEからIR、そしてフリーへ。「ネットが大好き」と語るように、常にブログやソーシャルメディアを駆使されているようです。
「課外活動」と表して、音楽関係などさまざまな活動をされているとのこと。
ソーシャルメディアが大好きで、ネットで遊んでいたら、インパクトがあった。
「情報発信をしていたら、縁を引き寄せた。似たような人が、向こうから近づいてくる」という。
これは自分でも実感。自分から情報を発信しておくと、周りの人が人をつなげてくれたり、情報を教えてもらえることも多くなります。
私も自分が好きな「馬」関連のことを発信し続けていると、友人が突然馬の写真を送ってきてくれたり、何か馬関連のイベントがあると教えてもらえるようになっています。
好きなことをするといい人に会える。
最後は、同じくevernoteの今村さん。
ジャズのドラマーとして、「お金にはならないけど好きなこと」を11年されてきたそうです。昼仕事、夜は音楽。音楽の会社で働いているからこそ自分の実際の状況もよくわかって、音楽だけでは食べていけないというのもわかっていた。好きなことをしているはずなのに、疲れていたそうです。
そして子どもが産まれたのを機に転職、ベンチャー企業が買収されて役員になったものの、業績は急降下。ゲーム事業だったのに「ゲームが好きじゃない」、好きじゃない人がやってもうまくいかない、という理由でやめたそうです。
好きなことをやっていると、いい人に会える。同じことが好きな人に会える。すると、仕事も好きなことにしよう!となるし、そこからいろんな人とつながれる。というので、evernoteも、元々好きで入社したそうです。
といっても・・やっぱり音楽が好きだと思うので、音楽に関連することを本当はしたいのではないかな・・?と私は感じました。
その他、印象に残ったことばたち。
・フリーランスだと、していることに対する価値(お金)を強く感じる。同じフリーなら、好きなことをした方がスキルアップもしやすく、収入に直結する。
・世の中にリリースしたい!など「気持ち」がないと売れるようにはならないのでは?
・「ライフ」「ワーク」は、対立ではなく同じ。
三者三様の考え方でしたが、一番共通すると思ったのは。
「好きなことやるのがいちばん!」
ということ。
情報発信をし続けて、チャンスがあったらそれを逃さないようにしたい。
最後はおみやげまでもらって、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
デジタルデトックスとは・・・。程遠い・・(^^;